子どもたちの未来のために

<< 「子どもたちの未来のために」の目次に戻る >>

「子ども達を見つめて…。」A

 天変地異・異常気象による災害は、地球規模で世界中に発生し広がっている。
日本でもその現象は猛暑・豪雨といった形で我々の生活を脅かす。今夏もそれらのニュースは少なくはなかった。人類を含めた生命の歴史と進化は、長年にわたる地球の変化に伴い発生する自然からの酷使を受けて行われてきた。

 身近な例をあげてみよう。
身体の冷却機能として重要な汗をかくというメカニズムは、汗腺の発達(多少)に関係がある。したがって、汗腺の発達は暑い地域に住む人は、寒い地域に住む人々よりもよく発達し、汗腺量も多くなってゆく。
 私の学んだところでは3〜6歳頃までによく発達する器官であることから、それまでに過ごす生活環境が大きく影響するという。

 最近は空調設備の発達により、季節や気温の変化に関係なく生活の場が一定温度に保たれる為、子供たちの汗腺の発達に異変が起きていると言われている。
 文明社会は便利な生活を提供してくれる反面、人間機能の発達に影響を及ぼす事も少なくはない。

 さあ、身体を動かし気持ちの良い汗を流して下さい。
幼児期の発育発達には「今」運動が必要とされているのです。

<< 「子どもたちの未来のために」の目次に戻る >>